MSKの、ちょっとええ話し。二夜目

本日のちょっとええ話しは、スラブ人(旧ユーゴスラビア人etc...)の〜ビッチについてです。
基本的にスラブ人は全員ビッチがつきます。なぜかというと〜ビッチというのは”〜の息子”という意味だからです。みんな誰かの息子(娘)ですんで全員ビッチがつくというわけです。元々スラブ人は苗字をもっておらず、〜さんの息子(たとえばヒロシさん)という意味でヒロシビッチ、と呼び、それに本人のファーストネームがくっつき今の形になったといわれています。(コバチェビッチコバチの息子という意味、スタンコビッチは大工の息子という意味。)
ちなみにロシア人のミドルネームにも〜ビッチがつきますが(たとえばアレクサンダー・ウラジミロビッチ・モストボイ)、このウラジミロビッチというのはウラジミールにビッチがついた形です。ロシアでは昔からミドルネームは父親のファーストネーム+ビッチがつくようになっています。アレクサンダーの父、ウラジミール・モストボイのミドルネームにはアレクサンダーのお爺さんの名前+ビッチがついている事でしょう。
世界には〜の息子という意味の苗字がたくさんあります。アイルランド系はオブライエンやオニールの最初につく”オ(O')”、ノルマンディー系はラーションやヘンリクション、アレクサンデションの”ション(sson)”、フィッツジェラルド、フィッツシモンズのフィッツ(Fitz)も息子をあらわすものだと言われています。マクドナルドやマクマナマンメジロマックイーン(天皇賞春2連覇!!)の”マク(Mac)”も有名ですね。



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