今日も競馬ネタだ!!

ラムタラ
競馬に詳しくない人でも一度は耳にしたことのある名前でしょう。ラムタラとはアラビア語で「決して見えない」という意味。言わずと知れた唯一の無敗欧州三冠馬です。欧州三冠とはイギリスダービーキングジョージⅥ&クイーンエリザベスS、凱旋門賞の3つのタイトルを指します。過去、この3レースを1年間ですべて勝ったミルリーフという馬がいましたが、そのミルリーフでさえ無敗での三冠達成は成し遂げていません。しかもこのラムタラの競争成績の異質なこと。たった4戦しかしておらず、もちろんその4戦すべて1着です。凱旋門賞を勝った後に引退し、1996年に約44億円で日本に輸入。現在は北海道静内郡静内町アロースタッドで欧州最強馬の勇姿を拝むことができます。でも44億も払った割にあまり走る産駆がいなかったりする。ジョルディ・クライフ状態です。


エルコンドルパサー
日本人をオーナーに持ち、日本、欧州を又に掛け無類の強さを発揮した「エル・コンドル」。馬名の由来はオーナーが好きだったサイモン&ガーファンクルの名曲「コンドルは飛んでゆく(El Conder Pasa)」から。日本競馬史上でも最強の世代と謳われた1998年、99年世代ながら通算成績11戦8勝、2着3回と完璧な連体率を収めました。同世代には悲劇の貴公子「サイレンススズカ」(1998年天皇賞秋のレース途中に骨折、安楽死処分)、○外の怪物「グラスワンダー」、日本史上最強スプリンター「タイキシャトル」、サンデーサイレンス強産駆「スペシャルウィーク」、女傑「エアグルーヴ」などそうそうたるメンバーがそろっています。1999年に出走した凱旋門賞では惜しくも2位に終わりますが、20世紀世界の競走馬のランキングでも日本調教馬として唯一100位以内に入るなど、エルコンドルパサーこそ日本最強馬と信じるファンも多くいます。2002年、腸捻転のため死亡。彼の残した3世代450頭あまりの産駆のからGⅠホースが出ることを願って止みません。


ツインターボ
競馬はゴール地点を誰が一番に通過したかを競うゲームですので、当然レース展開というものがございます。レースが始まったばかりの頃は後ろのほうに控え、ゴール前にかけてペースを上げる追い込み馬、差し馬。中段やや前目に控え直線に入って仕掛ける先行馬。レースの一番先頭に立ち積極的に前にいく逃げ馬。しかしこの逃げ馬、一口に逃げといっても色々種類がありまして、先行馬のすぐ前につけて、先行馬と同じペースで進む控えめな逃げもあれば、ゲートがあいた瞬間に狂ったように鞭を振るい最初っから馬鹿みたいに飛ばす逃げもあります。ツインターボはそんな馬鹿みたいに逃げる馬の代表格です。競争成績は上の2頭とは比べるべくもありません。遥かに弱いです。でも面白いんです。上の2頭よりも遥かにうけます。まさに競馬界のレーマン。最初だけ飛ばして最後には走ってるのか歩いてるのかわからない状態でゴール板を通過します。最初だけ飛ばして存在感を発揮するあたりは高田純次の芸風にも通じる部分があります。現役引退後は種牡馬としても使われてたようですが今はどうなったかは知りません。なんせツインターボですから。


次回からはサッカーの話もするかも。しないかも。